ルミエール虐待事件裁判 札幌高裁、施設の控訴棄却

ルミエール虐待事件裁判 札幌高裁、施設の控訴棄却

2月22日午後、元利用者家族がルミエール(社会福祉法人公和会・長沼政幸理事長)を訴えていた裁判で、 札幌高裁は昨年5月の地裁判決と同様に虐待の事実を認め、施設側の控訴を棄却しました。

 

以下、北海道新聞から引用します。

 

施設の控訴棄却 ルミエール虐待訴訟 札幌高裁

札幌市白石区の特別養護老人ホーム「ルミエール」に入居していた女性=当時(88)が、 職員による虐待で硬膜下血腫になったとして、女性の長男(57)=札幌市=が、 施設を運営する社会福祉法人公和会に 慰謝料の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が二十二日、 札幌高裁であった。

 

末永進裁判長は、公和会に五十万円の支払いを命じた一審判決を支持、公和会の控訴を棄却した。

 

判決理由で末永裁判長は「複数の目撃証言や札幌市の調査結果などから、職員による暴行があったと認められる」 と述べ、公和会側の「職員の暴行はなく、客観証拠も存在しない」などとする主張を退けた。

 

判決によると、女性は2004年5月と6月、介護職員に頭を殴られた後、硬膜下血腫と診断された。 その後、 下半身まひで寝たきりとなり、06年3月に死亡した。(北海道新聞2008.2/23)

 

 

札幌高裁の補強

ルミエール側は控訴審のなかで、札幌地裁が下した暴行の事実認定について、客観的証拠がない上、 虐待行為者が全面的にこれを否定しているので、その認定は、犯罪者とされるにも等しいから、目撃証言等について慎重な吟味をすべきところ、それが不十分であると主張していました。

 

これに対し札幌高裁は、札幌地域労組の申入書には、本件で問題になった利用者Aさん以外の入所者に対する暴行の事実(計5件)も具体的に記載されていること、その内容は札幌市の調査結果と符合すること、複数の目撃情報からの複数人からの提供、虐待行為者とされた者らの証言内容なども考慮し、 全体としてその信用性を吟味したとして、ルミエール側の主張を退けました。

 

 

内部告発者への損賠訴訟は5月に判決

ルミエールが虐待を内部告発した多田、坂本両名と札幌地域労組、道新などを名誉棄損で訴えた裁判と、 多田、坂本両名が施設側を反訴した裁判は、2月22日結審し5月16日15時30分から札幌高裁8階2号法廷で 判決が言い渡されます。

 

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