もうすでに新聞やネットニュース、テレビ報道などでご存知の方も多いかと思いますが、愛知県春日井市にある株式会社東興青果 icon-external-link 代表取締役社長 吉田彰 氏icon-external-link に雇用され、上川郡東川町と網走郡美幌町にある関連会社・株式会社Tokoファーム icon-external-link などで働くベトナム人技能実習生21人全員が1月25日付で不当かつ乱暴に解雇されました。

また、東興青果に実習生をあっせんし、適切に実習生を取り扱っているか監理するはずの監理団体・三愛友好交流協同組合 (代表理事 谷口守行 氏 icon-external-link ) も極めて不誠実な対応をしております。

 

東興青果が主張する解雇の理由は、「事業規模縮小による人員削減」と説明しています。

これは俗に言う「整理解雇」にあたるものですが、整理解雇の4要件を充たしているとは全く言えず、今回の解雇は思いっきり全力の違法行為であり、横暴極まりないのは明らかです。

そもそも「技能実習は、労働力の需給の調整の手段として行われてはならない。」外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の第3条2項 icon-external-link で定められています。諸々の法律を無視した今回の解雇は、到底見過ごせるものではありません。

 

アンタらの横暴は絶対に許さない。絶対にだ。

組合加入の様子

札幌地域労組は、実習生を守るべく、東川町と美幌町のベトナム人実習生を組合に加入させ、東興青果・三愛友好交流協同組合の両者に対し団体交渉を申し入れました。

しかしながら、東興青果はこれを全く無視して、勝手に組合員らに個別の条件(低額での和解)を示して、押さえ込もうとしています。

組合との団交を経ずに、先に組合員へ説明や条件提示することは不当労働行為に当たりますが、更に明日1月27日(日)には、東興青果の吉田社長が自ら美幌町へ出向き、実習生に対し就労先変更の説明会を強行しようとしてます。

 

弱者を“食いもの”にして、なんで堂々としてられるの? 恥を知れ。

まだ二十歳そこそこの知識も経験もない、更に言葉さえままならない弱者であるベトナム人実習生(しかも全員女性)に対して、いい大人が寄ってたかって“食いもの”にするようなことは、何をどう言い繕っても決して許されることではありません。

無茶苦茶をやる会社、機能しない監理団体には怒りしか感じません。

この実習生制度自体に問題があるのをわかったうえで、自己の利益の為だけに恥じることなく実習生を犠牲にしている連中を我々労働組合は絶対に許しません。

 

徹底抗戦。

札幌地域労組は、明日27日に現地美幌町へ乗り込みます。我々は本当に小さな労働組合で、出来ることも少ないかもしれません。

しかし…!!モノのように扱われ、人としての尊厳も無視され、まるで奴隷のよう…いや、リアルに現代の奴隷として扱われる実習生を守るため、我々は全身全霊全力で闘って参ります!

どうか皆様のお力をお貸しください!ご支援、ご協力を何卒お願い申し上げます!!