労働委員会の場で和解へ
3月に起きたベトナム人実習生に対する不当解雇事件は、労働委員会の場で、会社側が労働組合に対し解決金を支払うことで和解が成立しました!
不当解雇されてから、仕事もなく、コロナのせいで帰国することもできず、不安な日々を過ごした技能実習生の3カ月の忍耐が報われる結果となりました!
実習生は9月から、経営者は変わったものの同じキノコ工場で働くことが決まりました。中断された実習期間を再開します。
解決を報告すると、実習生は、「今後も自分たちと同じような目に合う人がいるかもしれない、その時はまた助けてあげてほしい」と言い、そのためのお金として、解決金の一部を寄付してくれました。
今回の会社による不当解雇は、外国人という弱い立場と、技能実習生という特殊な雇用形態を会社および監理団体が利用したものです。
外国人搾取の温床である実習生制度を根本的に見直すことを前提に、外国人も安心して暮らせる社会にしていかなければならないと改めて思いました。