ルミエール虐待事件 施設側による虐待放置・隠ぺいの事実を法廷で証言

ルミエール虐待事件 施設側による虐待放置・隠ぺいの事実を法廷で証言

札幌地域労組による札幌市への内部告発(04.8月)や、その後の新聞報道により名誉を棄損されたとして、 特養ルミエールを運営する社会福祉法人公和会(長沼政幸理事長)が、一昨年10月にルミエールユニオンの多田めぐみ委員長と坂本典子書記長、札幌地域労組と鈴木一書記長、北海道新聞社とF記者の計6者を訴えていた 裁判の証人尋問が1月30日開始された。

地域労組組合員をはじめ、他の老人ホーム関係者や自治労、 市民運動関係者、そしてルミエール利用者の家族など約50名が傍聴に駆けつけた。

 

川村弁護士(組合側弁護士)による主尋問

川村俊紀弁護士による主尋問で、ルミエールユニオンの多田めぐみ委員長は、2004年6月27日の夜勤で、 K職員がAさん(91歳)がオムツ交換中にお尻を掻いたことに激怒し、Aさんを十発以上叩き続けた状況を 具体的に証言した。

しかし多田さんは「自分がこの職場にいられなくなる」との不安から、K職員を注意 することができず、Aさんに「もう、お尻を掻かないよね」と声を掛けることが精一杯だったと証言した (多田さんは、シングルマザーで1年契約のパート労働者)。

この3日後、多田さんが施設長に暴行の事実を伝えようとした際、多田さんからKの名を言ったのではなく、 施設長の側から「(虐待してるのは)K君なの?」と言い、多田さんはそれに頷いた事実を証言した。

組合が内部告発する3~4ヶ月前頃から、施設側は虐待が行われていることを充分に把握していたことがわかる。

 

多田さんの証言(要旨)

※裁判終了後、川村弁護士の説明を受ける。2006年1月30日 札幌地裁にて

 

私は、Kさんら他の職員の暴力行為について、最初は施設長に 言ったり苦情処理委員会に申し出たり、虐待の事実を自分でできる限り伝えようとしました。

しかし、施設側は私の話もきちんと聞いてくれることなく、2ヶ月の間(虐待状態を)放置しました。

私はその間、もう既に誰も仲間もおらず、 全員に無視される状態で、皆の前で「仲間を売った!」 と大きな声で言われ、仕事に行くことが本当に辛かったです。

 

報道があった後には追い討ちをかけるように 施設長から、「施設をつぶす気なの!」と怒鳴られたり、皆の前で「告訴する」と言われました。

予告どおり本当に慰謝料請求の裁判を起されました。

この間、この辛さをどこで解消してきたかと言えば、このまま私が逃げてしまったら、 「一番辛い思いをしてきた利用者は、この施設から逃れられないのだ」というところで、自分をなんとか奮い立たせ、 1年半仕事を続けてきました。

こんな経験をしなければならなかったのは、施設が虐待を知った段階で適切な対応を取 らなかったからです。

 

次回裁判のお知らせ

 

2月13日(月)13:30~ 札幌地裁8階3号法廷

多田さん、坂本さんの証人尋問

ルミエール利用者家族の葛西清さんがルミエールに慰謝料を求めた裁判

 

2月20日(月)13:30~ 札幌地裁8階3号法廷

坂本さん、八重樫さんの証人尋問

ルミエールが組合、北海道新聞社を訴えた裁判(多田、坂本が反訴)

 

以上、引き続きご支援をお願い致します。

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