利用者家族がルミエールを訴えた訴訟 新たな証人調べ決定

利用者家族がルミエールを訴えた訴訟 新たな証人調べ決定

ルミエールの元利用者家族の葛西清さんが、母親が硬膜下血腫(頭部の内出血) で入院したのはルミエール職員による暴行が原因だとして、ルミエールを訴えていた裁判(2004年10月4日提訴)で、新たな証人調べが決定しました。

 

葛西さんの代理人である藤本明、高木淳平・両弁護士は、これまでK元職員 (証人尋問は既に終了)による暴行を中心に葛西さんへの虐待事件を立証して きましたが、鈴木施設長の陳述書により、別の職員による葛西さんへの暴行の実態が新たに明らかになったとして、裁判所へS職員への証人調べを申請し認められました(裁判日程は下段に記載)。

 

 

S職員による虐待疑惑

ルミエールの鈴木則子施設長が、別件の裁判(施設が組合を訴えた裁判)で 提出した陳述書によれば、施設側が2004年8月に行った個人面談で、複数の職員がS職員による虐待を目撃したと述べています。

 

その際、聴取した内容として「S職員が葛西さんを起床させるのに『死んでも知らない』と言い、窓を冬の寒い時期に開けていた。『早く起きなさい』と靴で葛西さんの頭を殴る。

後日もまた『靴で殴った』とステーションで会話していた。葛西さんの入院が決まった時『充分生きたので戻らなくてもいいじゃない』と言っていた」などの具体的な虐待の態様が記されています。

 

なお、ルミエールを運営する公和会・長沼政幸理事長は、2006年1月に S職員を副主任へ昇格させる人事を発令しています。

 

 

原告・葛井清さんの陳述書(要旨)

現在でも母をルミエールに入所させなければ、母はもっと長生きしていたのではないかと思います。私たちは、このような思いを抱えながら生きていくしかないのです。

 

母は、痴呆により虐待を受けてもその証言をすることはできませんでした。

 

母が証言できるのであれば、民事事件ではなく、刑事事件としての対処も出来たでしょう。本人に、証言する能力がなかったことから真実が闇に葬られることがないように、審理していただきたいと望んでいます。

 

また、母のほかにも、施設で虐待を受けていた人がいます。

 

私の母は、S病院 に入院してルミエールを退所し、その 後亡くなってしまっているので、このように訴訟を起こすことには躊躇はありませんが、当時他の虐待を受けた方の中には、ルミエールに入所して介護を受けており、 他の施設に移ることもできないため、」家族としても声を上げることができない方が いらっしゃいました。

 

私たち家族にとっての母のように、入所者の家族にとって、 入所者は大切な存在なのに、現実には虐待を受けながら声をあげることもできずにいるのです。

 

母や私たちのためだけでなく、そのような方々のためにも、この裁判 で、虐待の事実を明確にすることは大切なことだと思っています。

 

以上。

 

葛井さんの母・葛西かね子さんは2006年3月、入院先の病院でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。

 

 

裁判傍聴の案内です

とき 2007年2月5日(月) 10:30~12:00

ところ 札幌地裁 8階3号法廷

当事者 原告 葛井清 / 被告 社会福祉法人公和会 理事長 長沼政幸

※当日、10:00から同じ法廷で別件のルミエール裁判の弁論があります(結審の可能性)

 

 

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