ルミエールを運営する社会福祉法人公和会(長沼政幸理事長)が、虐待事件を内部告発されたことを逆恨みして、ルミエールユニオンの多田さん、坂本さん、札幌地域労組、道新など6者を相手取って 計1500万円の損害賠償を請求した裁判では、最大の争点だった虐待の有無について全て事実認定し、 ルミエール側の訴えを棄却しました。

 

反訴請求については、多田、坂本両名に対する施設側の嫌がらせの 事実を認めたものの、慰謝料請求は残念ながら棄却されました。

 

また、利用者家族がルミエールを訴えていた裁判では、「暴行と硬膜下血腫との因果関係までは認められない」 としながらも、2名の職員による計5回の暴行があったことを事実認定し「本来、高齢者の『終の棲家』 として安らぎを与えるべき存在である特養ホームにおいて、利用者が不安な日々を過ごさざるを得なかったこと は決して軽視できない」として、ルミエール側に50万円の慰謝料の支払いを命じました。 

 

虐待を隠ぺいし続けたルミエール側は、敗訴を確信してか裁判を欠席しました。

 

 

2007年6月11日 テレビニュース