2人の勇気ある行動から始まった特養ルミエールにおける内部告発の闘いは、遂に行政を動かし始めました。
しかし、まだまだ経営者は強気であり、行政サイドとしては様々な角度から「慎重」に調査を進めています。
驚くことに特養ルミエールでは、私たちが内部告発した後も利用者への虐待が続いています。 これほどの非人道的な法人が、今後も介護保険の指定事業所を続けるとしたら、行政による許認可権限とは一体誰のための 物かと問わざるを得ません。
先般の最高裁水俣病判決は、患者救済に消極的だった行政に警鐘を鳴らしました。 これに関する10.16付け朝日の解説記事は「命や健康を守ることは、行政の仕事として何より優先される。目の前に危険があれば、被害を防ぐために行政はあらゆる手だてを尽くすべきだ」と述べています。
その通りだと思います。この内部告発の闘いも、利用者の人権や命を守る闘いです。
内部告発した組合員の多田さん、坂本さん、札幌地域労組と書記長の私、そして虐待の事実を報道した 北海道新聞とF記者に対し、計1500万円の慰謝料支払いを求めてルミエール側が訴えた裁判は、 来週にも札幌地域労組顧問の川村弁護士と打合せに入ります。
8月末の内部告発以降、2人が職場内で受けてきた様々な嫌がらせとあわせて、今回の不当な訴えに対し施設側の責任を問う裁判を反訴請求することになると思います。 今後もご支援よろしくお願いします。