2023年6月の第3回団体交渉で、法人側がわずか18分で席を立ったことを最後に、団体交渉が拒否され続けている札幌地域労組美しが丘病院支部。
2026年11月5日、北海道労働委員会より、医療法人北武会へ不当労働行為の救済命令が交付されました!
団体交渉拒否と支配介入を認定
認定内容は以下の通りです。
(組合側代理人は、上田絵里弁護士、倉茂尚寛弁護士、藤田みのり弁護士です)
①第3回団体交渉における法人の交渉態度が誠実交渉義務に反する不誠実な交渉態度で、団体交渉拒否にあたること。
②第3回団体交渉において、組合が事前の予告なく組合員の職場環境に関して質問し回答を求めても、そのことについて法人が組合へ謝罪を要求するなどして説明が不十分なまま交渉を打ち切って退席したことが団体交渉拒否にあたること。
③第3回団体交渉を退席した後、2023年12月迄、組合が11回にわたり団体交渉の開催を求める申し入れ書を送っていたにも関わらず、団交を開催しなかったことが団体交渉拒否にあたること。
④第3回団体交渉での団交拒否は、団交それ自体を無意味化するものであって、労働組合を弱体化させる行為であり、支配介入にあたること。
団体交渉は働く人の当たり前の権利
団体交渉が拒否されていると、職場に問題があったときに労働者がそれを会社と話し合うことができず、健全な職場をつくることができません。
今回の不当労働行為救済命令は、交付までに時間がかかったものの、決して美しが丘病院支部だけのものではなく、不誠実な団体交渉が行われている職場全てに影響するものです。
札幌地域労組としては、田井自動車事件(ストライキをした組合員のみ賞与を減額したことなどが不当労働行為と認定された事件/北武会と同じ弁護士)以来、12年ぶりの救済命令でした。
2022年に結成された美しが丘病院支部は、法人の不誠実な対応、支部長の解雇、不当な懲戒処分の連発などとも闘い続けています。今は、法人が団体交渉で回答しなかったために話し合うことができなかった着替え時間等の未払い賃金の問題について、裁判も行っています!
これからもご関心・ご支援をよろしくお願いいたします!!
美しが丘病院事件についてもっと知りたい方
北海道労働委員会HP
今回の不当労働行為救済命令についての概要および命令全文が掲載されています。
「着替え時間も賃金」求める労組との団交、拒む病院側へ「不当」命令:朝日新聞
美しが丘病院(札幌市清田区)に不当労働行為救済命令 病院側が2年以上団交拒否 「誠実に対応を」看護師らが残業代めぐり交渉再開求める 北海道労働委員会
団体交渉拒否は不当労働行為 札幌・美しが丘病院の法人に救済命令 道労働委 北海道新聞